ソフィテル東京その後
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東京ベイコート倶楽部って何?という方が大半ではないでしょうか。フツーの一般庶民にはほとんどなじみがない、高級会員制リゾートホテルのことです。^^;
パレットタウンから東京ビッグサイト方面を見ると、門型の建築中の建物が見えると思いますが、その建物が東京ベイコート倶楽部です。地下2階、地上27階建。5階から27階は会員制の客室が全292室。2階から4階には一般の方が宿泊できる客室が200室ほど。そのほか、プールやトレーニングジム、スパ。もちろん、レストラン、バーなど、いたれりつくせり。
このホテルは今はやりの「タイムシェアリングシステム」というシステムを採用しています。タイムシェアリングシステムとは時間区分でリゾート施設を共有するシステムのことで、要するに年間で利用する日数を設定して、その一定期間だけ施設を利用する権利を購入するというシステムで、今世界のリゾート施設で主流になっているそう。
値段はというと、こちら。まあいくらシェアするとはいってもやはり高いですな。一般人にはなかなか手が届かないという値段です。一体どんな方が購入するんでしょう。
←夕暮れの東京ベイコート倶楽部。下に見える教会風の建物は秋のドラマ「働きマン」にでてきた「パルティーレ東京ベイウェディングビレッジ」です。
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ひさびさの更新。なまけものです...。^^;
ソフィテル東京といってピンとくる方はなかなかいないと思いますが、上野不忍池のほとりにある五重塔のような形をしたホテルといえば「ああ、あれね」と思う方はかなりいると思う。(実際はモミの木に似せたらしいが^^;)
ソフィテル東京は菊竹清訓氏による設計で1994年に竣工、開業したホテルです。開業当初は法華クラブ(宗教団体ではありません。れっきとしたビジネスホテルチェーンです。)所有の高級ホテルでたしかHOTEL COSIMAとかいっていたような記憶がある。
なにしろ形状が異様で目立つんです。建築時はその異様なデザイン故、景観をみだすと批判がでたそう。筆者は結構面白い建物だなと思って見ていましたけどね。
その後法華クラブの経営悪化に伴い、フランスのアコーグループというホテルチェーンに所有が移り営業してきたが、アコーグループがホテルの売却を決定。昨年12月に営業を終了して売却ご、購入企業が解体を決定しました。
今年の2月くらいから解体が始まっていましたが、どんな風に解体するんだろうと興味津々。自分が建築関係の仕事をしているというのも興味をひく原因なんですけど、高さが100メートルを超える高層建築物を解体するっていうのは都内ではほとんど例がないはず。ということで近くに行ってみました。
←もうだいぶ低くなりました。隣のマンションとほぼ同じ高さ。携帯のカメラなので少々画像が悪いです。
解体は清水建設が請け負っているようです。
建物の評価はもちろん賛否両論。ネットを見ていると景観を壊しているとか、奇抜すぎてかっこわるいとかいう人もいれば、個性的なデザインで好きだという人もいる。自分は結構好きでしたね。個性的で。泊まってみたいとは思わなかったけど^^
このホテルは竣工から13年という短命で解体となりましたが、建築時に携わった人が見たら悲しい思いをするかも。自分がその立場だったらきっと悲しい思いをすると思う。
今現在雨後の竹の子のごとく建っている高層ビル、高層マンションの将来はどうなるのでしょう。最後に在りし日のソフィテル東京の画像です。(写真を提供してくださった@関西人さん、ありがとうございました。)
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